私は都立の中高一貫校に通う高校一年生です。そんな私の将来の夢は医療施設で介護の仕事をすること。
この前、この夢について語ったら、
「変わってるね」
「介護の仕事の何が楽しいの?」
「大変そうなのに、よくやりたいって思うね」
と、周りの友達はあまりいい反応をしませんでした。
なので、代わりにここで吐き出すことに。
ふだん我慢している分、ここでは声を大にして言いたい。アナウンサーとかパティシエの仕事も素敵だけど、介護の仕事も素敵なんだよってことを!スマホやプリやスタバの新作に夢中なおまえらも(自分もこの3つは大好きだけど)、いつかはおばあさん(おじいさん)になって介護されるんだよってことを!
こんなふうに今は叫んでいる私ですけど、去年の夏までは周りの子が介護の仕事をしたいって言ったら、上の友達みたいな反応をしたと思います。それが、どうして変わったか?それは中三で「卒論」を書いたのがきっかけなんです。
私の学校は中高一貫なので、中学校から高校へあがるときに受験はありません。その代わりに中学三年生には卒論の課題が出されます。テーマは自由で、原稿用紙30枚程度。
書くテーマが見つからない私に、母が「自分の職場を見に来ないか?」と言ったんです。私の母親は、病院の療養病棟で介護の仕事をしていて、ケアマネージャーを兼務しています。病院というと、お医者さんや看護師さんが働くところというイメージで、病院での介護ってどういうこと?とそのときはあんまりピンときていませんでした。なので、「実際に見てみるのもいいかも」と気軽な気持ちで母親の職場を見学することになったんです。
その時見て、感じたこと。それが私の考えを大きく変えました。あの時、母の仕事の見学に行ってよかったな、と心から思います。
あまりいいイメージを持たれていない、介護の仕事。私と同年代の若者に、この仕事の素晴らしさをもっと知ってほしいなと思う毎日です・・・◆http://iryoshisetsu.info◆